フェアバンクスから北東232km、ユーコン川の最北端に位置するフォート・ユーコンは、アラスカ最大のアサバスカン族の村で、北極圏国立野生動物保護区へのツアーを手配しているアウトドアショップやツアーガイドの拠点となっている町で、村の南わずか1.6kmにある北極圏境界線を目的に多くの旅行者が訪れます。フェアバンクスからの遊覧飛行ツアーでは、北極圏境界線周辺を飛行し、フォート・ユーコンに着陸した後、1899年建立のエピスコパル教会などを訪れます。この人里離れた587人の村は、9月末から5月後半までの間、ユーコン川は凍りつき、道路や水上からのアクセスは全く途絶えてしまいます。冬のフォート・ユーコンは乾燥した寒さが続き、夏も乾燥した暑さが続きます。

北極圏境界線の上で広大に広がるフォート・ユーコンの地形は、オーロラ観測に最適な場所です。その昔からアラスカ先住民の定住地の一つであったフォート・ユーコンは、この地域の豊かな毛皮を英国に輸出する拠点として1847年にハドソン・ベイ社により創立されました。1869年まで存続した英国のこの貿易会社は多くのアラスカ先住民の家族を迎え入れ、1862年にはミッション・スクールが創設されました。アメリカ合衆国がアラスカをロシアから買い上げた2年後の1867年には、フォート・ユーコンはアメリカ領として認定され、ハドソン・ベイ社はカナダ領に移転しました。1920年代には、フォート・ユーコンは、アラスカで最も重要な毛皮交易センターとなり、現在住民のほとんどが毛皮交易を商いとしています。

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