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中南アラスカ

タルキートナは、多くの旅行者が、アラスカの町はこうあるべきと感じる場所です。そして、受賞歴もあるTVプログラム「ノーザン・エクスポジャー」のファンにとっても同様の印象を与えることでしょう。人口857名のこの町は、アンカレジの北184km、タルキートナ川とスシトナ川の合流地点に位置しています。 20世紀初頭は金鉱山の中心地として栄えたタルキートナは、古き時代のアラスカの趣が今なお残っています。丸太小屋、ロードハウス、羽目板の店などが舗装もされていない沿道に並び、カラフルな衣装を身に付けた地元住民や辺境を飛ぶパイロットが木製の遊歩道を散策し、その向こうには壮大なマッキンリー山が聳え立つ風景が広がります。町で唯一舗装が施されたメインストリートは、公園の「美しいタルキートナのダウンタウンに ようこそ」と書かれた公園の看板から始まり、大きな山が見えるスシトナ川の土手まで続いています。

1896年に金が発見され多くの鉱山労働者がスシトナ川へと向かうようになり、タルキートナは1910年までにはカチェ・クリーク、アイロン・クリーク、ブロード・クリーク地区の鉱山労働者やワナ猟師に運ぶ河汽船の駅となりました。町の人口は、第一次世界大戦中には1000人を超え、鉄道の完成と共に減少に転じましたが、マッキンリー山、フォラカー山、ムースズ・ツースを始めとする山々へ向かう人たちの拠点として再生を遂げました。春の終わりから夏の始めにかけては、氷河のベース・キャンプへとアルピニストを運ぶ小型飛行機の飛行士や整備士も増えると同時に、世界各国から集結する登山家たちで町は活気づきます。山登りレンジャー・ステーションでは、マッキンリー山に登る冒険家たちの気分を味わうことができます。国立公園サービス事務所では、夏の間、数多くのマッキンリー遠征の手配を行っており、山頂を夢見る人々にマッキンリー山の展示やビデオ・プログラムを用意しています。

マッキンリー山の歴史と登頂した最初の登山家達の記録は、修復保存された4つの建物からなるタルキートナ歴史協会博物館に保存されています。ブラッドフォード・ウォシュボーンの有名な壁画のようなマッキンリー山の写真に囲まれたタテ・横366cmからなるマッキンリー山のレリーフ模型と登山ルートが展示されているセクション・ハウスが最も人気です。

飛行場では、標高2134mの氷河に着陸する為にスキー脚付小型飛行機に乗り込む登山家の姿を目にすることができます。また、畏敬の念さえ抱かせるアラスカ山脈へと向かう遊覧飛行ツアーでは、氷河への着陸も可能です。途中、山頂へ上る登山グループが機内から見えることもあります。

マッキンリー山以外にも、タルキートナでは様々なアウトドアー・アドベンチャーを楽しむことができます。タルキートナ渓谷、デビルズ渓谷、チュリタナ川やテコシトナ川へのボートツアーは大変人気がありますし、それらのボートはフィッシング用にチャーターすることも出来ます。マッキンリー山の雄大な景色を楽しみながらの乗馬ツアーは、2時間から8時間まで様々なコースが用意されています。また、タルキートナには、この国で 最後のフラッグ・ストップ(旅客がいる時だけ止まる)運行システムが現存しており、アラスカ鉄道にてタルキートナとハリケーン間をフラッグ・ストップで旅するのも楽しい思い出となるでしょう。森深くに住む地元の人はもちろん、ハイキングを楽しむ人や釣り人にも利用されており、町へ行くにも、大自然の真ん中で降りることも可能です。

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