南に太平洋、北はベーリング海に挟まれたアリューシャン列島のコミュニティーであるウナラスカ/ダッチ・ハーバーには豊かな歴史があり、過去20年間にわたり全米最大の商業漁業港でした。現在判明されているウナラスカの最初の居住者であるウナンガン族(アリュート族とも言われる)が、約9000年にわたりこの列島をずっと占領してきました。考古学的な発掘遺物やその他の文化的遺産や情報等については、アリューシャン博物館とオウナラシュカ社事務所で見ることができます。

もともとはロシア・アメリカ毛皮社の本部として創立されたウナラスカは、1820年代初めには豪華なカワウソの毛皮交易の拠点となっていました。1896年に完成したウナラスカを象徴する素晴らしい建築物であるロシア正教会聖キリスト昇天大聖堂は、北米で最古の十字架型大聖堂でもあり、1700年代半ばから始まったロシア統治時代の証として残存している唯一の建築物です。このタマネギ型ドームの湾を見下ろす教会は、カメラマンの絶好の被写体となっています。 また、600以上のロシア正教のアイコン、書籍、遺物等の貯蔵庫であると同時に ウナンガン/アリュートの子孫のコミュニティーにとり最も重要な施設でもあり、「ウナラスカのホーム」と呼ばれています。

アリューシャンにおける第二次世界大戦の影響は、この離島においても目にすることができます。カマボコ型兵舎、兵営、コンクリート地下壕、砲台などが、ウナラスカ/ダッチ・ハーバーの近代的な建物と融合し、旅行者にとっては合衆国の歴史の一部分を垣間見る貴重な機会を与えてくれます。

また、目には見えませんが、地域住民への影響も多大なものでした。1942年6月に襲った日本軍の爆撃により、列島から移転を余儀なくされた際の窮状と帰還時の困難は、アリューシャン第二次世界大戦ビジター・センター、オウナラシュカ社事務所、アリューシャンズ博物館でみることが出来ます。

ウナラスカと国際港ダッチ・ハーバーは、北太平洋とベーリング海の漁業の中心となっています。18世紀にロシアの毛皮交易人達が入港した時以来、アリューシャン列島では唯一の自然深水港として 重要な港となっています。1920年代と1930年代にかけて、ウナラスカ島には数多くのニシン・タラの加工場や業やサーモンの缶詰工場がありました。また、第二次世界大戦後には、ベーリング海でのタラバガニ漁が次第に盛んとなり、1960年代には最初のカニ加工工場がウナラスカに開設されました。1970年代・1980年代のベーリング海における赤タラバガニ漁の発展により、人口400人の小さな静かな村ウナラスカは人口約4千人のブームタウンへと変貌を遂げました。そして、198年代半ばには、 太平洋タラ漁が開始され、ウナラスカに大きな処理工場も建設され、現在では米国最大の漁獲量を誇っています。ダッチ・ハーバーは ディスカバリー・チャンネルの「致命的な捕獲 = The Deadliest Catch」というTV番組で紹介されたカニ漁船団の主要受け渡し港です。

歴史や文化、そして美しい景観以外にも、ウナラスカ/ダッチ・ハーバーには多くのアウトドア愛好者がやってきます。樹木もなければクマもいないこの列島では、ハイキング、スキー、スポーツフィッシング、カヤック、バード・ウォッチング、野生動物/野生花々観察など、数多くのアウトドア・アクティビティが楽しめます。

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