スティキン川の河口に位置するランゲルは、アラスカでも最古の町と言われています。人口2058人のこの町は、これまでにクリンギット、ロシア、英国、米国に支配され、三つの国旗の下に存在した唯一の町です。ランゲルの最盛期は、1861年から1890年代の間、スティキン川を上る3つの主要ゴールドラッシュの出発地点だった頃でした。当時のランゲルは、スキャグウェイのように無法地帯で、冷酷さが際立っていました。有名なアリゾナのワイアット・アープがノームに向かう前、10日間程ボランティア・マーシャル(警官)をしていた時代がありました。また、ランゲルで最も有名な訪問者はジョーン・ムイールで、1879年と1880年にこの地を訪れています。アラスカ南東部において最新の博物館であるノーラン・センターのランゲル博物館では これらの歴史を垣間見ることができます。

また、ランゲルの町の至る所には12個以上のトーテム・ポールが点在していますが、ランゲルで最も魅力的な場所もやはりトーテム・ポールのコレクションがあるチーフ・シェイクス島で、草が群生する入江にあるボート・ハーバーの橋を渡っていくと集会所もあります。この静かなオアシスは、ポプラの止まり木にハクトウワシの姿を見ることが出来る最高の場所です。1987年にシーラスカ・ネイティブ社の寄付により建設されたキクサディ・トーテム公園はフロント・ストリートにあり、ここには40年以上にわたりランゲルを守ってきた伝統的なトーテム・ポールもあります。

町の北にはペトログリフ・ビーチ州立歴史公園が広がり、1000年以上昔の原始的な岩の彫刻を見ることができます。渦巻き型の線、鳥、クジラ、顔などを模した彫刻が50個程並んでいますが、全てを探し出すのはなかなか大変です。町の中心からは、デウェイ山トレイルを利用して散策を楽しむこともできます。800m程登った丘の上の開けた所に出ると、そこからランゲルや周りの水路が一望できます。

ジョーン・ムイールのファンならば、このナチュラリストが1879年にデウェイ山に登り、山頂に大きなカガリ火を灯して下の村に住むクリンギット族の人々に警告を与えたとの事実に感動することでしょう。

そして、最も人気のあるランゲルからの日帰り旅行は、アナン野生生物オブザバトリーでしょう。ランゲルの南西48kmの内陸部に位置するアナン・クリークは、アラスカ南東部最大のカラフトマスの生育地です。 

オブザバトリーの観察台からは、タカ, アザラシ、アメリカクロクマの他、産卵のため川を遡上するサーモンを 漁るヒグマの姿も見ることができます。地元の旅行会社のほとんどが、ここへのツアーを催行しています。詳細な情報は、米林野局ランゲル・レンジャー地区事務所へ。(907-874-2323)

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