アンカレジ沿岸野生生物保護区は、ポイント・ウォロンゾフとポッター・クリークの間25.6kmに広がり、その広大な干出平底地や湿地帯、ハンノキの森林はアンカレジ・エリアにおける極めて多彩な野鳥たちの楽園となっています。ここでは130種以上の野鳥が観察されています。

この保護区で一番よく知られているのはポッター湿地です。アンカレジの南、ニュースワード・ハイウェイ沿いにあるこの湿地は、1917年、アラスカ鉄道建設工事の際に作業員たちがいくつかの細流をせき止めた結果生まれたものです。今日、ポッター湿地はアンカレジにおけるバードウォッチャーにとって最高の観察地です。野鳥の大集団が見られるのは水鳥たちが北方の繁殖地へ渡る際にここへ立ち寄る4月下旬~5月中旬と、海岸に住む鳥たちが南方の越冬地へ渡る準備として群れを作り始める7月下旬~8月です。湿地では多種多様な鳥たちが巣を作り、特に15から20組の小ぶりのカナダガンのツガイが大きめのヒナを連れて動き回る光景は、夏の間ここを訪れる人の心を和ませてくれます。  この湿地でよく眼にする水鳥としてはマガモ、北オナガガモ、北ハシビロガモ、アマリカ・ヒドリガモ、オオホシハジロ、赤首カイツブリ、ミミカイツブリ、キアシシギ、北ヒレアシシギがあります。一方、水辺や低木の多い植生では、ムースが餌を食べているのを見かけることができます。