アラスカ最大の都市のはずれにある丘陵地を超えたところには、州立公園としてはアメリカで3番目の規模をもつチュガッチ州立公園があり、ハイキング、スキー、キャンピング、野生動物観察、スノーモービル、ラフティング、登山などさまざまなアクティビティを手近な場所で満喫できます。チュガッチ州立公園はアンカレジからカナダにかけての沿岸地帯320kmに広がるチュガッチ山脈の西側の高峰が削られてできた地域です。162,000ヘクタール.の面積をもつチュガッチは、ニューヨーク市とロサンゼルスを呑みこむ広さで、それ自体で他の47州の州立公園を合わせた合計面積よりも大きいのです。

ツガ・エゾマツ森林地帯、沼地・高山ツンドラ、河川・湖の水辺、海岸の湿地帯と沿岸海域の一部を含む一帯(公園南端の境界がターナゲン・アームの途中まで達しているため)など、公園は特徴ある4つの自然環境に分けられます。チュガッチにはアラスカ州内で見られるほとんどすべての陸上哺乳動物を始め、合計45種類以上もの哺乳動物が住んでいます。ここで見られないのはカリブーとジャコウウシと北極グマぐらいです。ブラウンベアやムースは数がとても多いため、時折アンカレジ近辺に出没するほどです。生物学者の推定によれば、これら哺乳動物の頭数は、ムースが1,000頭以上、ブラウンベアが40頭、ブラックベアが80頭と言われています。またドールシープが2,000頭やオオカミの一群のほか、オオヤマネコ、ビーバー、カワウソ、キツネ、マウンテンゴートなどの姿も見かけます。

 アラスカにはチュガッチより大きく、生物学的観点からするとより本来の環境に近い原生自然は他にも確かにあります。しかし地球上で野生生物の豊かな生息地としてチュガッチほど大都市に近いところはありません。16のトレイル起点と110ものトレイルが織りなす総延長800kmのルートが公園にくまなく張り巡らされているチュガッチは、驚くべきアクセスの良さを誇っています。

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