アラスカ州立博物館、ジュノー・ダグラス市立博物館、ラスト・チャンス採鉱博物館では、ジュノーの歴史を彷彿と蘇らせてくれます。これらの博物館で展示されている遺物は、金鉱業、州としての発展、そしてアラスカ先住民文化に関わる同市の歴史を物語っています。ジュノー・ダグラス市立博物館は金鉱業と当時の開拓者たちの生活ぶりに焦点を当て、『ジュノー:金の上に造られた街』というドキュメンタリーを上映しています。ラスト・チャンス採鉱博物館は市街地からは車でわずかの距離です。景色を楽しみながらの散歩なら約45分の所にあり、1912年から1944年まで営業していたアラスカ・ジュノー金鉱山会社に関連のある建物の中にあります。
2日目:スキャグウェイ
インサイド・パッセージに沿ってさらに北上した位置にあるスキャグウェイへ行くには、フェリーかエアタクシーを利用します。1887年になるとスキャグウェイと近くのダイア(Dyea)は、ゴールドラッシュでユーコン準州(カナダ)のクロンダイク金鉱へと殺到する40,000人以上の探鉱者の旅の出発点となりました。彼らはチルクート・トレイルを陸伝いで目的地へ向かいましたが、今日、チルクート・トレイルはバックパック・アドベンチャーの目的地として人気の的です。
スキャグウェイは、州内で最も多くの来訪者を引きつけている国立公園、クロンダイク・ゴールドラッシュ国立歴史公園へのベースです。この公園はゴールドラッシュで押し寄せた探鉱者たちの旅を記念したもので、トレイルや歴史的建造物、ゴールドラッシュの町・スキャグウェイの特徴を保存しています。カメラ持参でスキャグウェイを訪れ、博物館の見学、スキャグウェイ歴史地区へのガイド付きツアー、地元のトレイルを探訪、ダイイの町へのパークレンジャー同行ツアー、チルクート・トレイルへのハイキングなどをお楽しみください。(チルクート・トレイルの出発点にあるダイイはかつて人口数千人の町でしたが、今ではほとんどゴーストタウンと化しています。)
3日目:スキャグウェイ~ホワイトホース
スキャグウェイにあるトレイル・オブ・’98博物館やゴールドラッシュ墓地でアラスカのゴールドラッシュの歴史探訪を続行するか、砂金採取の体験ツアーに参加してみましょう。
または、ホワイトパス&ユーコン鉄道に乗ってみるのもお勧めです。この鉄道はクロンダイク・ゴールドラッシュ期の1898年に建設されたもので、国際歴史的土木建造物に指定されていおり、ホワイトパス・サミットとユーコンへと続いています。ユーコン準州ホワイトホースへの鉄道旅行に、是非トライしてみてください。総延長約110キロの美しい自然景観の中をユーコンのカークロス市まで行く解説付きの鉄道の旅です。カークロスでバスに乗り換えてホワイトホースへ向かいます。
4日目:ホワイトホース
クロンダイク・ゴールドラッシュの時代に積み替え基地として建設されたホワイトホースには、その全盛期を想起させる歴史的アトラクションが数多くあります。ユーコン準州の州都であるホワイトホースでは多彩なアウトドア・レジャーが楽しめます。ここはかつて2つの先住民族(クワンリン・ダンとタアン・クワッチャン)の伝統的居住地だったエリアです。バスに乗ってスキャグウェイに戻るか、あるいはエルク・ニールセン・ホワイトホース国際空港から帰国します。