アサバスカン

内陸に住むアラスカ先住民部族であるアサバスカは、早期にはアラスカ北部から中南部のクック湾に伸びるブルックス山脈、および西部のノートン湾付近からカナダ国境およびその先にわたる地域に住んでいました。アサバスカ(Athabascans)の多様な部族間では、プリンスウィリアム湾のイヤク語を筆頭とする、異なる11の言語が存在します。ただし、アラスカ先住民ヘリテージセンターではイヤク先住民は東南アラスカ部族に分類されています。アサバスカは伝統的に川に依存して必要最低限の生活を営み、ユーコン川、タナナ川、サスティナ川、カスコクウィム川、コッパー川といったアラスカの大河沿いに住み着きました。

アサバスカは、獲物である魚や動物を追って移住する狩猟生活を行っていました。

アサバスカは冬季は村落を建造し、夏季は釣りキャンプを張り、20~40人の小グループで住み、移動しました。母系制の仕組みをとり、氏族の年長者が部族の重要な意思決定を行い、多くの場合、核となる集団は女性とその兄弟と両者の家族達でした。今でも母親の兄弟が、子供に部族の歴史や伝統を教えるのが習わしとなっています。

季節により生活資源が異なるため、アサバスカの男性は非常に頻繁に他の地域社会と交易を行いました。樺の樹皮とムースの皮革で作ったカヌー、または犬ぞりを使って、物資を運搬しました。衣料も手に入る資源次第でしたが、ムースやカリブーの皮革を使ってチュニック、モカシン、その他のアイテムを作りました。