夏のアラスカではザトウクジラの姿は珍しいものではありません。人間の指紋と同様、ザトウクジラの「フルーク(尾)」は一匹一匹独特の模様を持っているので、これによって個体を識別することが可能です。ザトウクジラの行動で最も驚嘆すべきもののひとつに「ブリーチ」があります。ブリーチとは、体をよじらせながらジャンプして水上へ飛び出すことです。時にはブリーチで体全体を水上に現すこともありますが、普通は半分程度です。なぜブリーチするのかは科学者にとっても謎で、「ブリーチは喜びの表現だ」というものから「ブリーチはシラミによる痒みを和らげる方法だ」というものまでさまざまな説があります。ザトウクジラの行動ですごいのは「バブル・フィーディング」です。バブル・フィーディングの時、クジラは海へ潜っていき、底から泡の柱を出しながら一気に上昇するのですが、この際、泡を使って小魚やオキアミを捕えるのです。彼らはその巨大な口を開け、のどに沿ってある円柱状の器官を使って大量の水と小魚やオキアミを呑みこみます。次に、のどについているひげを使って、食べ物は残しながら水だけを吐き出します。

ザトウクジラ ウォッチング・ポイント:

ザトウクジラは、冬はハワイ沖、夏は北太平洋で見ることができます。アラスカでこのクジラを見ることのできるベスト・ポイントはインサイド・パッセージ、プリンス・ウイリアム・サウンド、コディアックおよびバレン諸島周辺、セミディ島とシュマギン島の間、アリューシャン列島東部、ベーリング海南部の海域です。

ウォッチング・シーズン:

冬の間は大半のザトウクジラはハワイへ向かいます。ですからアラスカでのウォッチングのベスト・シーズンは春の終わり頃から秋にかけてです。ザトウクジラは簡単に見つけることができます。息をするために水面へ出てくる時、彼らは空中へ潮を吹き、短くプーッと音を出します。これを目安にすれば、彼らが息つぎをして再び海中深くダイブするまでの間、尾を水面の上へ出すのが間もなく見えます。

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